みなさま、こんにちは。
銀座十字屋の水野です。
Salon d’harpeより出版されている「やさしく弾ける映画音楽シリーズ」もパート12になりました。
CD「ベラ・ノッテ」で素敵な演奏を奏でたハープ奏者・松本花奈さんが贈る本シリーズは、
発売後とても好評で、今や大人気シリーズとなっています。
映画音楽を取り扱ったハープ楽譜というのは、今まで数に限りがありましたが、
本シリーズの発売後、「これが弾きたかった」「ずっと待っていた」という喜びの声を聞きます。
また、本シリーズ太っ腹なことに、各楽譜にそれぞれ何種類かのアレンジが収載されています。
アイリッシュハープ初級譜+中級譜(曲によってはグランドハープ譜を含む)が一冊に含まれております。
ご自身のレベルに合わせて一曲を弾けるわけですね。
初級譜をマスターしたら中級譜にチャレンジできる、という2度楽しめる嬉しい構成です。
さてさて、12冊目となりましたのは、「恋のアランフェス」という曲です。
この曲は、映画音楽…とはいっても、元となっているのはクラシック音楽なのです。
スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴが作曲したギター協奏曲の「アランフェス協奏曲」の第2楽章。
イングリッシュホルンが奏でる哀愁を帯びた美しいメロディーがとても有名です。
このメロディーは、元々のクラシックという枠を超え、ジャズトランぺット奏者マイルス・デイヴィスやチック・コリアがアレンジして自身の楽曲に用いています。また、ギイ・ボンタンペリがフランス語の歌詞をつけて「恋のアランフェス」と名付け、世界中で演奏だけでなく、歌われるようになりました。
「恋のアランフェス」のもととなったロドリーゴ:アランフェス協奏曲 第2楽章の演奏動画をご紹介いたします。
そして、アランフェス協奏曲は、ハープでも演奏されることもあるんです。こちらもあわせてご紹介します。
みなさんもぜひ、この曲にチャレンジしてみてくださいね。